今日の2個目の授業。
授業が終ったが、まだ前の先生が残っている教室に俺は入っていった。
その先生は今日、始めてみたのだが、どうやらガチャピン級に人気者らしく、今更ながらだがチョコレートを生徒からもらう程の魅力を放っていたのだ。
そこへ、我がクラスの冴えない教授が幸薄そうに入ってきた。
もう毎回、しじみ汁を飲めば砂をガリッって噛んでしまうぐらいに、幸がなさそうな先生である。
我が教授はどうやら、その人気者の先生と知り合いらしく、入ってくるなり、その人気者の先生の後ろに周り肩を揉んで楽しそうにしていた。
だが、やるせないぐらいに完無視されていた。
見ているこっちが、ハンカチ必需品だなと思うぐらいに、完無視であった。
コビを売ろうとした、我が教授こと幸なし男の短いお楽しみ時間は幕を閉じた。
俺はこの教授を無幸と呼ぶと共に、この事件を「無幸の賄賂疑惑事件」と名づける事にした。
ようやく、人気者の先生は生徒達を静め、教室から出ていた。
その後、無幸の授業で生徒を静めるという行動は必要ではなかった。可哀想なぐらい勝手に静まっていた。
無幸が新しい範囲の事を教え始めた。
無幸「えー、つまりこの会社がここをサポートして、違う商品を同じプロセスから生み出すという事をしますね。例えばですねぇ、ピャイナポォーという果物がありますね」
(いや、そんな発音いらんから!!パイナップル言うたらエエやん!ピャイナポォーて、おっさん!)
無幸「私はねぇ、ピャイナポォーが好きなんですよね。」
(まだ言うてるやん!お前のパイナップル好きは聞いてへんねん!!はよ、例題の説明せいや!)
無幸「で、この前、いつもではない店にピャイナポー買いに行ったんですよ、そしたら、200円も安くてね。まぁ、味はおいしくはなかったんですけどねぇー。」
(どうでもええわ、そんなもん、なんやこいつ・・・)
無幸「で、この会社なんですがね、予算はだいたい〜・・・」
(パイナップルわい!!!例えばって言ったやん!!!出てきてないやん、お前の世間話やんけ、それ!!パイナップル、いや、ピャイナポー出せよ!!)
こうしているうちに無幸は話を進めていってしまった。
もはや、誰も無幸の話に耳を傾ける者はいなかった。
(誰も聞いてへんやん・・・俺の前の女の子、二人とも何か食べてるやん・・・左の奴は・・・あー、あれはハンバーガーやな。ハンバーガーとポテトをむさぼってるやん。。右の奴、何やろ、見えへんわ、なんなんやろな。。)
A「ちょっと、ポテトもらっていい??」
B「あー、いいよ、食べて食べて」
A「私も自分のあるんだけどね、なんかそっちも食べたくなっちゃってさ。」
B「うん。いいよ、気にしないよー。で、それは好きなの?」
A「うん、そうなの。これぇ〜」
(ニンジンやん!!!人参3本持ってきてるやん、何食ってんねん!!!オグリキャップも脱帽やな、おい!!え〜、なんやねんそれ!)
A「食べる?」
(んなもん、誰がもらうねん・・・)
B「うん!」
(貰うなや!!1回ぐらい断れよ!!何で受け取ってん、人参やぞ?サラダスティックのじゃない、図太い人参やぞ!!)
(まじ今日、変な奴多い・・・ありえん・・・)
無幸「で、先ほどのピャイナポォーなんですが〜」
(次の問題で出てきた、パイナップル!!!遅い!!はよ、出せよ、お前!!)
こうして、今日も1日は慌しく過ぎていくのだな。
TYPE S
授業が終ったが、まだ前の先生が残っている教室に俺は入っていった。
その先生は今日、始めてみたのだが、どうやらガチャピン級に人気者らしく、今更ながらだがチョコレートを生徒からもらう程の魅力を放っていたのだ。
そこへ、我がクラスの冴えない教授が幸薄そうに入ってきた。
もう毎回、しじみ汁を飲めば砂をガリッって噛んでしまうぐらいに、幸がなさそうな先生である。
我が教授はどうやら、その人気者の先生と知り合いらしく、入ってくるなり、その人気者の先生の後ろに周り肩を揉んで楽しそうにしていた。
だが、やるせないぐらいに完無視されていた。
見ているこっちが、ハンカチ必需品だなと思うぐらいに、完無視であった。
コビを売ろうとした、我が教授こと幸なし男の短いお楽しみ時間は幕を閉じた。
俺はこの教授を無幸と呼ぶと共に、この事件を「無幸の賄賂疑惑事件」と名づける事にした。
ようやく、人気者の先生は生徒達を静め、教室から出ていた。
その後、無幸の授業で生徒を静めるという行動は必要ではなかった。可哀想なぐらい勝手に静まっていた。
無幸が新しい範囲の事を教え始めた。
無幸「えー、つまりこの会社がここをサポートして、違う商品を同じプロセスから生み出すという事をしますね。例えばですねぇ、ピャイナポォーという果物がありますね」
(いや、そんな発音いらんから!!パイナップル言うたらエエやん!ピャイナポォーて、おっさん!)
無幸「私はねぇ、ピャイナポォーが好きなんですよね。」
(まだ言うてるやん!お前のパイナップル好きは聞いてへんねん!!はよ、例題の説明せいや!)
無幸「で、この前、いつもではない店にピャイナポー買いに行ったんですよ、そしたら、200円も安くてね。まぁ、味はおいしくはなかったんですけどねぇー。」
(どうでもええわ、そんなもん、なんやこいつ・・・)
無幸「で、この会社なんですがね、予算はだいたい〜・・・」
(パイナップルわい!!!例えばって言ったやん!!!出てきてないやん、お前の世間話やんけ、それ!!パイナップル、いや、ピャイナポー出せよ!!)
こうしているうちに無幸は話を進めていってしまった。
もはや、誰も無幸の話に耳を傾ける者はいなかった。
(誰も聞いてへんやん・・・俺の前の女の子、二人とも何か食べてるやん・・・左の奴は・・・あー、あれはハンバーガーやな。ハンバーガーとポテトをむさぼってるやん。。右の奴、何やろ、見えへんわ、なんなんやろな。。)
A「ちょっと、ポテトもらっていい??」
B「あー、いいよ、食べて食べて」
A「私も自分のあるんだけどね、なんかそっちも食べたくなっちゃってさ。」
B「うん。いいよ、気にしないよー。で、それは好きなの?」
A「うん、そうなの。これぇ〜」
(ニンジンやん!!!人参3本持ってきてるやん、何食ってんねん!!!オグリキャップも脱帽やな、おい!!え〜、なんやねんそれ!)
A「食べる?」
(んなもん、誰がもらうねん・・・)
B「うん!」
(貰うなや!!1回ぐらい断れよ!!何で受け取ってん、人参やぞ?サラダスティックのじゃない、図太い人参やぞ!!)
(まじ今日、変な奴多い・・・ありえん・・・)
無幸「で、先ほどのピャイナポォーなんですが〜」
(次の問題で出てきた、パイナップル!!!遅い!!はよ、出せよ、お前!!)
こうして、今日も1日は慌しく過ぎていくのだな。
TYPE S
コメント