親知らずが生えてきたので、抜くために歯医者に行った。
左の上下から一本ずつ生えてきたのだが

院長「下は抜くと激痛です」

と客である俺を脅すので、ムキになった俺は、

「じゃー、上だけ抜いてください!!」

と激しい口調で言ったわりには、言ってる事は素直に院長の事をきいてしまっていた。

めっちゃビビッてるやん・・・俺。。


そして、いよいよ一世一代の手術が始まった。

院長「では、口をゆすいでください」



(まだ口ん中いじってへんやん!!何でやねん。歯も磨いてきたのにや!客泣かせか、お前)


言われるがままに俺は口をゆすいだ。
むかついたので必要以上にゆすいでやった。
これでもかとゆーぐらい、音をたてて吐き出してやった。

ざまーみろ。  何がかはわからんが・・。


院長「じゃー、上の歯を抜きますね。最初に麻酔を打ちますんでね」



そう言うと院長は図太い注射器を持って、なにやら作業をしていた。
おそらく、液を注射器に入れて、あの「ピュッ」ってやつをやっているのだろう。

そう思って、院長を見てみた。



ピュッ




やはりやっていた。
こんな予想通りでいいのかと思うぐらいシナリオ通りにやっていた。



ピュッ、ピュッ




(まだやってるやん・・・もうエエやろ)




ピュッ、ピュッ、ピュピュピュッ、ピューーーーーー



出し過ぎや!!ピュッピュッし過ぎやねん!!1回出したらエエねん、そんなもん!空気抜いたら終わりでエエねんで、院長!



ガチャッ、ガチャガチャ



やっぱ足りんくなってるやん!!液、全部出てもたがな!!何やってんねん、大丈夫かいや・・・



院長「あ、お待たせしました」

俺「あ、はい」 (やっとやん、ホンマ・・・)


院長「では、注射します。痛みます」



(断言すんな!!はっきり痛むって言ったやん!焦るやろが!もう少し優しさみせろよ!ソフランCぐらいの優しさ出せって!





ブスッ





痛っ!!ホンマに痛っ!!言った通りなってるけど、ちゃうやん!そんな所、当たらんでエエねん!





院長「はい、じゃー、しばらくしたら抜きに来ますんで」



そういうと院長は仰向けで天井しか見えない俺を置いて席をたった。

確実に席を立たせるのを忘れているのは一目瞭然であった。

誰が見ても俺は横一線になっていたに違いない。決して90度にはなっていなかった。

俺は10分程、棒と化した。



院長「おまたせ、じゃー、抜きますね」

俺「はい」



そういうと院長はペンチの様な武器を右手に持ち、俺の口がふさがらないように止める道具を口に突っ込み抜き始めた。



院長「んぬぬぬ!!うぅうぅ、ううんぬぬ!!」





(めっちゃ力入ってるやん!!プルプルし過ぎやろ!小型犬か、お前!!)



院長「うぬぬ!!うううん!!ぬぬ!!」



(あご痛い!手バシバシ当たってるやあん!!気づいて!そこは気づいて、先生!!)



院長「ぬぬ!!・・・・アカン



(アカン言うた!!ちっちゃ声やけど確実にアカンってぼやいたやん!!聞こえてるっちゅーねん!!何がアカンねん、大丈夫かいや!!)



院長「だああ!!はぁはぁ、抜けたぁ、抜けましたよ!!」



(出産シーンか、おっさん!!歯やん、歯!!)


抜いた後の院長はまるでマラソンランナーと間違えるぐら汗だくであった。
もはや、シャワータイム間違いなしぐらいの勢いであった。

朝の10時から疲れさしてごめん。院長。

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お〜っと、ついに1000HITいきましたなぁ!
ってことで、リニューアルしました!!
配色が!なかなかエエべ??

そして、1000HIT区切りでレベルアップしていこうという事で

ついに!

TYPE S、TYPE Rの秘密が明らかになっていきます!!

それは秘密日記であったり、ここでの公開であったり状況次第ですがな。

100の質問もやってきます。ボケてきます。

TYPE Rが5連投しましたが。1アウトもとれずに降板したのは悲しい事実でありますが、切り替えていかなければなりません。

とまぁ、そんな感じで乞うご期待!!

            TYPE S

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