〜昨晩、ナオキはサチを呼び出した〜

ナオキ
「俺は、この旅で色んな経験をしてきて、今まで臆病だった恋愛ってものと正直に向かい合えた気がするんだ」

サチ
「うん・・・私もナオキはすごく変わって行って、成長したなって思うよ」

ナオキ
「俺がそうやって、毎日過ごしてきて、いつも気が付けばサチが近くに居たんだ」

サチ
「うん・・・」

ナオキ
「俺はサチが好きだ。いつも、いつまでも支えあえたらいいなってホント思ってるから。これ、チケット」

サチ
「ありがとう。。」

ナオキ
「じゃー、明日。おやすみ」

サチ
「うん、おやすみ・・」



〜そして翌日〜

「はい、ナオキがサチの待ってる所に歩いてくるシーンから撮るから〜!」

ナオキ
「うわ、めっちゃ眠いし、今日」

サチ
「あっしも、めっちゃ眠いわ。昨日の夜の収録が響いたわ。ありえんわ〜」

ナオキ
「あ、お前、チケット持って来たか?」

サチ
「あー、持ってる持ってる。私ら2時にはもうここ出なアカンねんで」

ナオキ
「嘘!早いな〜。ちゃっちゃと撮ってはよ帰らなアカンやん。だる〜。うわ!!しかも香港経由や!アカンな、インドネシアは。直便ないんかいや」

サチ
「ホンマや終わってんなぁ。ナオキ席どこ?私、56Cやねんけど」

ナオキ
「俺、35Gや!隣ちゃうやん!しかも、これ絶対真ん中の席やんけ〜」



「はい、ラストシーンとりま〜す!」



サチ
「あ、始まるで。あんた長引くん嫌やから、さっさと告りーや。私、はよあっこにあるUFO食べたいねん」

ナオキ
「わかっと〜って」




「はい、5秒前〜、4,3,2〜・・」


ナオキ
「おはよう」(ねむっ!今日、ホンマねむっ!)

サチ
「うん、おはよう」(アカン寝そうや。はよせー、ナオキ)

ナオキ
「俺、昨日の夜、色々サチと話した通り、気持ちはサチでいっぱいなんだ」

サチ
「うん、、」(おい、長いぞナオキ。はよ「好き」って言え)

ナオキ
「だから、俺と一緒に日本に帰ろう。好きだよ、サチ」

サチ
「うん、いいよ!」(確かここで走ってナオキの所行って、口づけやったっけ)

タッタッタッタ・・・・

サチ(くつずれ痛いのに走らすなよなぁ〜、ホンマ)


サチ
「ナオキ・・・」(うわ、ナオキと口づけて!ありえん!)

ナオキ
「サチ・・・」(こいつ唇テカテカやん。絶対、唐揚げとか食ったやろ!何の嫌がらせや、おい!)


・・・





ナオキ(キス終わったら、確かバスに乗ってる連中に手振って俺ら向こうに歩いて行くんやったな)


ナオキ・サチ
「みんな〜、元気でねぇ〜〜!!!」

バス連中A
「おい、お前、起きろって!何かナオキとかがこっち見て叫んでるから」

バス連中B
「うそ・・・?本番?」

バス連中A
「そやで、多分やけど。スタッフカメラ回してるっぽいし。映っとかな損やろ!?」

バス連中B
幸せにな〜!口づけ見せ付けるなよ〜!

バス連中A
「いや、お前寝てたやん!切り替えはやっ!!名俳優か、お前は!」



「はい、ど〜もお疲れさまでぇっしたぁ〜!じゃー、次は〜ジュンとリサの分もここでまとめて撮っておこっか?」



いつか、ブラウン管越しのリアルあいのりはあるだろうか。

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秘密にて、ちょっとぶっちゃけ。

            TYPE S

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