中村君「あー、ここや、最近できた『ナンタル美容院』って。初めてやからなぁ、ちょっと緊張するわぁ。まぁ、入ってみよか」
ガチャ
吉田(店長♂)「はい、らっしゃい、どうぞぉ〜!お〜きゃくっさぁん入りましたぁ〜、っどっぞぉ〜!」
中村(何で板前調やねん・・・ごっつテンション高いやん・・・)
山本(見習い♀)「あ、どうぞ、そちらの整理券をお取りになって、お掛けしてお待ちください」
中村(整理券て。そんな銀行みたいなシステムいんのか?)
山本「そちらのヘアー雑誌、自由に読んでもらっていいんで」
中村「あ、はい。ありがとうございます」
・・・・・
中村(相撲雑誌やん!!全員ちょんまげやないか!)
山本「5番の整理券お持ちのお客さまぁ〜?」
中村「あ、はい、僕です。(やっぱダサいやん、このシステム)」
田村「では、今からこのシャンプーとリンスを持ってですね、2番の台でお願いします」
中村(セルフサービスやん!!何が悲しくて美容院で自分で髪の毛洗わなアカンねん・・・)
中村(あ、2番ここや。うそん!!俺のだけ水道やん!隣の人シャワーついてんのに!!しかも、俺のだけ古いガス式のやつやん!ボッってやつや。ボッって。ここをこう左に勢いよく回してボッってやつやん)
山本「お湯加減いかがですかぁ〜?」
中村(お前、聞くだけかい!洗えよ!洗って痒い所聞けよ!)
「あー、いいっすよ・・・」
中村「とりあえず頭濡れたしシャンプーしよ。もうはよ洗って、切ってもらって帰ろ。」
(って両方リンスやん!!ビダルサスーンとラックスで両方リンスやん!!もうエエわ、リンスして洗って、リンスしよ。てか、リンスて。コンディショナー言えーゆーねん)
中村「あー、洗い終わりました」
山本「あ、わかりました〜!店長〜、2番の整理券持ってるやつ、終わったらしいっす!」
中村(山本急に態度でかい!!お前見習いやん!?てか、エエ加減名前で呼べや!)
山本「じゃぁ、店長に呼ばれるまで、あっちのバケツに座ってお待ちください」
中村(どこに座らすねん!)
吉田「あ、どうも店長の吉田です。倉前って呼んでください」
中村「は!?」
吉田「いやいや!冗談っすよ!冗談!!まぁ、それはともかく今日はどういう感じにしましょう?」
中村(あ、ちょっと店長大分ましやん。普通の人やないか、良かったわ〜)
「あ、今日はちょっと雑誌の切り抜きもってきたんで・・・」
吉田「あ、そうなんですか!いやぁ、今時恥ずかしいですな!」
中村(はっきり言うな、吉田!俺のガラスの心の中を察せ!)
「あ、これなんですけど・・・」
吉田「おお、堂本剛ですか。う〜ん」
中村「え、何っすか、その『う〜ん』って」
吉田「いやぁ〜、クサナギ剛ならここの毛、2,3本切ったらソックリやのになぁーって思って」
中村「どんだけ似てんねん、俺!!」
吉田「まぁ、頑張りますわ!でも、あれっすよ、髪型だけですよ?顔の方はちょっと・・・」
中村「いや・・・顔はいいですよ・・・」
吉田「あ!!そういう意味で言ったんじゃないんですよ!!決して不細工とか言ったんじゃなくて、目も綺麗やし、鼻も筋が通ってますし、口元もセクシーですしね!」
中村「マジっすか!?ありがとうございます!」
吉田「いえいえ、惜しいのは鼻と口の位置が逆ってのがねぇ〜」
中村「どんな顔や、俺!!いくらパーツよくてもオジャンやないか!」
吉田「まぁまぁ!その話は置いておいて。早く、犬養毅にしましょ!」
中村「堂本や!剛違いやん!犬養て!その写真の切り抜きを俺はどっから持ってきてん!」
吉田「チッ」
中村(舌打ちしたやん・・・100%キレてるやん・・・)
吉田「自己主張の強い奴や、ホンマ」
中村(客は自己主張強いやろ・・・)
吉田「では切りますね」
中村「あ、お願いします」
吉田「う〜〜ん」
吉田「う〜〜〜〜〜〜〜ん」
中村(ごっつ悩んでるやん、吉田・・・)
吉田「う〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
吉田「もう分からへん!!分からへん、分からへん!!う〜!」
中村(吉田、自分の髪の毛抜き出した!!悩み過ぎや吉田!!そんな難しい事言うてへんで!!何か悪い事したみたいやん、俺・・・)
吉田「う〜ん、まぁ、ええっか。帰りにローソンで買って帰ろ」
中村(何の悩みやってん!!俺の髪型ちゃうんかい!!)
吉田「はい、終わりました〜」
中村「あれ・・・ちょっと短くないっすか・・・?」
吉田「そうですか?まぁ、バリカンだけでここまでできたら上出来やとは思うんですけどね」
中村「いや、何でバリカンオンリーなんっすか」
吉田「うーん、バリカンが使いやすいからでしょうな」
中村「いや、そこはハサミ使ってくださいよ・・・」
吉田「不器用ですから」
中村(いや、高倉健のモノマネいらんし)
「まぁ、いいっすわぁ〜、ありがとうございました」
吉田「あ〜、はいはい、どうも!じゃぁ、そこら辺の落ちてる髪の毛片付けて、レジで4,5千円置いて帰ってください」
中村「え!?俺が髪の毛拾うん!?」
山本「お前の髪の毛やろがぇ!!!」
中村「やっぱ見習いこわっ!!!」
TYPE S
ガチャ
吉田(店長♂)「はい、らっしゃい、どうぞぉ〜!お〜きゃくっさぁん入りましたぁ〜、っどっぞぉ〜!」
中村(何で板前調やねん・・・ごっつテンション高いやん・・・)
山本(見習い♀)「あ、どうぞ、そちらの整理券をお取りになって、お掛けしてお待ちください」
中村(整理券て。そんな銀行みたいなシステムいんのか?)
山本「そちらのヘアー雑誌、自由に読んでもらっていいんで」
中村「あ、はい。ありがとうございます」
・・・・・
中村(相撲雑誌やん!!全員ちょんまげやないか!)
山本「5番の整理券お持ちのお客さまぁ〜?」
中村「あ、はい、僕です。(やっぱダサいやん、このシステム)」
田村「では、今からこのシャンプーとリンスを持ってですね、2番の台でお願いします」
中村(セルフサービスやん!!何が悲しくて美容院で自分で髪の毛洗わなアカンねん・・・)
中村(あ、2番ここや。うそん!!俺のだけ水道やん!隣の人シャワーついてんのに!!しかも、俺のだけ古いガス式のやつやん!ボッってやつや。ボッって。ここをこう左に勢いよく回してボッってやつやん)
山本「お湯加減いかがですかぁ〜?」
中村(お前、聞くだけかい!洗えよ!洗って痒い所聞けよ!)
「あー、いいっすよ・・・」
中村「とりあえず頭濡れたしシャンプーしよ。もうはよ洗って、切ってもらって帰ろ。」
(って両方リンスやん!!ビダルサスーンとラックスで両方リンスやん!!もうエエわ、リンスして洗って、リンスしよ。てか、リンスて。コンディショナー言えーゆーねん)
中村「あー、洗い終わりました」
山本「あ、わかりました〜!店長〜、2番の整理券持ってるやつ、終わったらしいっす!」
中村(山本急に態度でかい!!お前見習いやん!?てか、エエ加減名前で呼べや!)
山本「じゃぁ、店長に呼ばれるまで、あっちのバケツに座ってお待ちください」
中村(どこに座らすねん!)
吉田「あ、どうも店長の吉田です。倉前って呼んでください」
中村「は!?」
吉田「いやいや!冗談っすよ!冗談!!まぁ、それはともかく今日はどういう感じにしましょう?」
中村(あ、ちょっと店長大分ましやん。普通の人やないか、良かったわ〜)
「あ、今日はちょっと雑誌の切り抜きもってきたんで・・・」
吉田「あ、そうなんですか!いやぁ、今時恥ずかしいですな!」
中村(はっきり言うな、吉田!俺のガラスの心の中を察せ!)
「あ、これなんですけど・・・」
吉田「おお、堂本剛ですか。う〜ん」
中村「え、何っすか、その『う〜ん』って」
吉田「いやぁ〜、クサナギ剛ならここの毛、2,3本切ったらソックリやのになぁーって思って」
中村「どんだけ似てんねん、俺!!」
吉田「まぁ、頑張りますわ!でも、あれっすよ、髪型だけですよ?顔の方はちょっと・・・」
中村「いや・・・顔はいいですよ・・・」
吉田「あ!!そういう意味で言ったんじゃないんですよ!!決して不細工とか言ったんじゃなくて、目も綺麗やし、鼻も筋が通ってますし、口元もセクシーですしね!」
中村「マジっすか!?ありがとうございます!」
吉田「いえいえ、惜しいのは鼻と口の位置が逆ってのがねぇ〜」
中村「どんな顔や、俺!!いくらパーツよくてもオジャンやないか!」
吉田「まぁまぁ!その話は置いておいて。早く、犬養毅にしましょ!」
中村「堂本や!剛違いやん!犬養て!その写真の切り抜きを俺はどっから持ってきてん!」
吉田「チッ」
中村(舌打ちしたやん・・・100%キレてるやん・・・)
吉田「自己主張の強い奴や、ホンマ」
中村(客は自己主張強いやろ・・・)
吉田「では切りますね」
中村「あ、お願いします」
吉田「う〜〜ん」
吉田「う〜〜〜〜〜〜〜ん」
中村(ごっつ悩んでるやん、吉田・・・)
吉田「う〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
吉田「もう分からへん!!分からへん、分からへん!!う〜!」
中村(吉田、自分の髪の毛抜き出した!!悩み過ぎや吉田!!そんな難しい事言うてへんで!!何か悪い事したみたいやん、俺・・・)
吉田「う〜ん、まぁ、ええっか。帰りにローソンで買って帰ろ」
中村(何の悩みやってん!!俺の髪型ちゃうんかい!!)
吉田「はい、終わりました〜」
中村「あれ・・・ちょっと短くないっすか・・・?」
吉田「そうですか?まぁ、バリカンだけでここまでできたら上出来やとは思うんですけどね」
中村「いや、何でバリカンオンリーなんっすか」
吉田「うーん、バリカンが使いやすいからでしょうな」
中村「いや、そこはハサミ使ってくださいよ・・・」
吉田「不器用ですから」
中村(いや、高倉健のモノマネいらんし)
「まぁ、いいっすわぁ〜、ありがとうございました」
吉田「あ〜、はいはい、どうも!じゃぁ、そこら辺の落ちてる髪の毛片付けて、レジで4,5千円置いて帰ってください」
中村「え!?俺が髪の毛拾うん!?」
山本「お前の髪の毛やろがぇ!!!」
中村「やっぱ見習いこわっ!!!」
TYPE S
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