あだ名。

それはその人の人生を決め兼ねない魔力を持っているだろう。

俺の周りにも色々なあだ名を持つやつがいる。

「消しゴム君」

彼は、頭の形が使い古した消しゴム見たいだという理由で消しゴム君と呼ばれている。
さらにその後、消し君に進化して行った。
しかし、これはどうやらそれほど辛いあだ名ではないように見える。
消し君はクラスでも人気者であった。


ならば、


「ブーちゃん、もしくはゴリ」はどうだろう。

何故太っている奴はブーちゃんなのだ?
その他にいいアイデアはないのか?
チビまる子ちゃんのブー太郎ですら、「太郎」付きなのに。
ランク上である。
ただのブーちゃんではないのだ。

何故、眼鏡をかけている奴は博士なのだ?
何故、力が強い毛深い奴はゴリなのだ?

ならば、毛深いデブは「ゴリブー」か?
それで眼鏡をかけていちゃったりなんかしたら、「ゴリブー博士」か?
何を研究するんだ、ゴリブー博士。












ナレーター「ノーベル化学賞はゴリブー博士です!!」











説得力ナッシングである。
ナレーターも若干以上かなり未満とまどうだろう。



ひどい話である。

名前からとられたあだ名でないというのは諸刃の剣だ。

「男前」

こんなあだ名の奴が俺の周りにいる。

または、「イケメン」

どうだ。

人生バラ色だ。いや、もはや薔薇色だ。



イケメンに対して、こいつはどう思ったのだ。








「きしめん」





「めん」違いだ。
後者は確実に麺類なのだ。

何でこんなあだ名だ。シビアである。

なぜ、「そうめん」が選ばれなかったのだ。





俺の友達、「和田君」も被害者だ。
















「ワンタン」

これが彼のあだ名である。

発音は人それぞれだが、字で書くと100%食い物だ。

そして24%ぐらい麺の中に浸かっていてもおかしくはない名前だ。
















思った。






























「ワンタン」と「きしめん」



























決して一緒に歩いてはならん。


             TYPE S

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